こんにちは。
オーストラリアのカフェでバリスタを始めて早3年、今では立派なカフェイン中毒のえどまゆ(@edmayu_ge)です。

みなさんコーヒー好きですかー?
オーストラリアはコーヒー先進国としても有名。
旅行などで訪れた際には、ぜひカフェで美味しいコーヒーを楽しんでいただきたいのですが……
コーヒーの種類が多すぎるので、注文するのがめちゃくちゃ大変です。
とあるカフェのコーヒー&ホットドリンクメニュー
カフェで「Coffee please!」と注文しても
「What type of coffe?(どの種類のコーヒーだよ?)」
って聞き返されしまうので、珈琲の種類を知っておくのは大切!
そこで今回は、

初めてオーストラリアのカフェでコーヒーを頼んでみるよ!
という方でも分かりやすいように、
オーストラリアの代表的なコーヒー13種類を、イラスト付きで解説してみました!
自分好みのコーヒーを探してみてくださいね。
オーストラリアのコーヒー13種類をイラストで徹底解説!
オーストラリアのコーヒーはざっくり分けると2種類
オーストラリアのコーヒーをざっくり分類すると
- 「ブラックコーヒー(Black Coffee)」
- 「ホワイトコーヒー(White Coffee)」
の2種類に分けられます。
全てのコーヒーのベースとなるのは
「エスプレッソ」
専用のマシンで抽出する、コーヒーの原液みたいなものです。
このエスプレッソにお湯やミルクを足して、色んな種類のコーヒーを作っていきます。
ブラックコーヒー
ブラックコーヒーは、エスプレッソとお湯(または水)で作るコーヒーです。
- ショートブラック(エスプレッソ)
- ロングブラック
- アイスロングブラック
ブラックコーヒーは3種類だけなので、覚えるのも簡単!
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ショートブラック(エスプレッソ)- Short Black/Espresso -
ショートブラック(Short black)は、エスプレッソをそのまま楽しむ飲み方。
エスプレッソは先ほども紹介した通り、エスプレッソマシンで抽出した「コーヒーの原液」みたいなものです。
エスプレッソ/ショートブラック、どちらで注文してもOKです。
「デミタスカップ(エスプレッソカップ)」と呼ばれる小さいカップに入ってサーブされます。
コーヒーの苦味がダイレクトに伝わってくる飲み方ですが、「エスプレッソしか飲まない」というこだわりを持つファンも多いコーヒーです。
砂糖を入れるとブラックチョコレートみたいな味わいになるとかならないとか…。
ロングブラック - Long Black -
ロングブラック(Long Black)は熱湯の上にエスプレッソを注いで作ります。
エスプレッソのお湯割りというとイメージしやすいでしょう。
日本で「ブラックコーヒー」として親しまれているコーヒーに一番近いです。
冷たいミルクやクリームを注いで飲んでも美味しいです。
アイスロングブラック - Iced Long Black-
アイスロングブラック(Iced Long Black)はその名の通り、冷たいロングブラックです。
日本で「アイスコーヒー」として親しまれているコーヒーに1番近いです。
オーストラリアのカフェでガムシロップはもらえないので、甘いほうが良い場合はバリスタさんに砂糖を入れて作ってもらいましょう。

※知らずに頼むと絶対に後悔する、オーストラリア流アイスコーヒーについては以下で詳しくご紹介します。
ホワイトコーヒー
ホワイトコーヒーは、エスプレッソとミルクで作るコーヒーです。
- カプチーノ
- カフェラテ
- フラットホワイト
- ショートマキアート
- ロングマキアート
- カフェモカ
- ピッコロラテ
- アイスコーヒー
- アイスラテ
- アイスモカ
ホワイトコーヒーは種類豊富で、定番メニューだけでもなんと10種類!
大魔王みたいな名前もありますね。
基本的には、
- エスプレッソの量
- ミルクの量
- 上に載っている泡(フロス)の量
で違いが別れています。
カプチーノ - Cappuccino -
日本でもお馴染みのカプチーノ(Cappuccino)。
「エスプレッソ+温めたミルク」に、ふわふわのミルクの泡(フロス)がたっぷり乗ったコーヒーです。
オーストラリアのカプチーノは、てっぺんにチョコレートパウダーがかかっているのが日本との大きな違い。
甘党さんにもおススメです。
カフェラテ - Cafe Latte -
カフェラテ(Cafe latte)も、日本でもお馴染みのコーヒですね。
オーストラリアでは「ラテ」と呼ぶのが一般的。
グラスに入って、ラテアート付きでサーブされることが多いです。
ミルク感たっぷりのコーヒーを楽しみたい方は、ラテを頼みましょう。
フラットホワイト - Flat White -(オーストラリアで1番人気!)
フラットホワイト(Flat white)は、直訳すると「平らな白」
勘が良い方はお気づきかもしれませんが、てっぺんが平ら=つまりフロス(泡)が少ないホワイトコーヒーです。
ラテと似ているんですが、こちらはグラスではなくカップで出てくるのが一般的。
ラテアート付きでサーブしてくれることが多いですよ!
ミルクの甘さの中にコーヒーの風味もしっかりと楽しめるので、オーストラリアでは人気NO.1のコーヒー。
「オーストラリアのカフェが初めてで、何を頼んでいいのかわからない!」という方は、とりあえずフラットホワイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。

わたしもフラットホワイトが1番好きです!
ショートマキアート - Short Macchiato -
ショートマキアート(Short macchiato)は、エスプレッソにフロス(泡)をスプーン1杯たらしただけの、大人のコーヒーです。
「マキアート」には「シミ」という意味があり、エスプレッソにミルクでシミを作ることが名前の由来。
ミルクの甘さでエスプレッソの苦みが少し和らぐので、 「エスプレッソ頼んでみたいけど、飲めなかったらどうしよう…」って方でも挑戦しやすいコーヒーです。
ロングマキアート - Long Macchiato -
ロングマキアート(Long macchiato)は少し特殊なコーヒー。
東オーストラリア(メルボルンやシドニーなど)と、西オーストラリア(パースなど)で、作り方が違うんです!
東オーストラリアでは、↑の「トラディショナル」が主流。
ダブルショット(2杯)のエスプレッソに、少量のミルクを加えた、覚醒効果バツグンのコーヒーです!
西オーストラリアで主流なのは、こちらの「トップドアップ」のロングマキアートです。
ダブルショットでつくるカフェラテというイメージ。
がっつりエスプレッソの風味を感じたい時に飲めば、大満足のコーヒーです。
パースでは、フラットホワイトに列んで人気の高いコーヒーでもあります。
カフェモカ - Cafe Mocha -
カフェモカ(Cafe mocha)は、ホットチョコレート(ホットココア)にエスプレッソを足したドリンクです。
甘いチョコレートに、エスプレッソのほろ苦さが絶妙にマッチ!
ご飯の時というよりは、おやつ感覚で楽しみたいコーヒーです。
ピッコロラテ - Piccolo Latte -
ピッコロラテ(Piccolo latte)は、小さい(ピッコロ)サイズのカフェラテ。
作り方はカフェラテと同じですが、エスプレッソと同じデミタスカップでサーブされます。
エスプレッソの風味とミルクの甘さがいいとこ取りできる、コーヒー通に人気のコーヒー。
眠気覚ましにコーヒーが欲しい!というときはコレ一択です。
「パンチがあるのに名前が可愛い」という点では、ピッコロさんと呼びたくなる……かも。
アイスコーヒー - Iced Coffee -
イラストを見ていただくと分かるんですが、
オーストラリアのアイスコーヒー(Iced coffee)には、アイスクリームやホイップクリームがもれなくついてきます!
「ブラックコーヒーだと思って頼んだら後悔した」というのは、オーストラリアの鉄板あるあるネタ。
冷たいブラックコーヒーが飲みたい方は「アイスロングブラック」を頼みましょう。
とはいえこの甘いアイスコーヒーもデザートのようで、意外とクセになりますよ!
アイスラテ - Iced Latte -
アイスラテ(Iced latte)は、↑で紹介したアイスコーヒーの、アイスクリームやホイップクリームが無いバージョンです。
「冷たいミルクコーヒーが飲みたいけど、甘いのは嫌」という気分のときは、アイスラテを頼みましょう。
がっつりコーヒーを味わいたい気分のときは、エスプレッソを追加して頼むのがおすすめ。
アイスモカ - Iced Mocha -
アイスモカ(Iced mocha)は、アイスコーヒーにチョコレートシロップを追加して作ります。
コーヒーと言うより、もはやデザートと呼びたいボリューム感!
ビタースイートなコーヒーとアイスクリームがいっぺんに楽しめる、甘党さんにぜひ飲んでみて欲しいドリンクです。
まとめ
オーストラリアの定番コーヒー13種類を、イラストで解説してみました。
気になるコーヒーは見つかりましたか?
オーストラリアの牛乳は脂肪分が多く、甘さを感じやすいので

コーヒーは苦いから苦手……
という方にも、特に「ホワイトコーヒー」は飲みやすいと評判です!
普段コーヒーにお砂糖を入れて飲む方も、まずはそのまま味わってみてください。
わたしのおすすめコーヒーは「フラットホワイト」暑い日には「アイスラテ」です。
甘いものでほっと一息つきたいときは「カフェモカ」なんかも良いですね。
オーストラリアにお越しの際は、ぜひ色んなカフェでコーヒーを飲み比べてみてください!
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